Revirth

rasa

rasa互いにDJとして活動していたMitsuruとTeruoの90年代初頭の出会いによって結成された音楽制作ユニット、bayaka。97年にオリジナル楽曲「sunset / freedom」を12インチでリリースしてからというものクラブ・ミュージックに留まることのない、まさに独創的なスタイル、画期的な作品でリスナーを魅了してきた。プログラミング技術の高さ、生楽器やヴォーカルの導入、ワールド・ミュージックや日本のトラディショナルな音楽のエッセンスなど解体すればきりがない様々な要素を組み立てるMitsuruのセンスの良さとそのサウンドを構築するTeruoの確かな技術によって生み出されるオリジナルで無国籍な音世界は2001年に発表されたファースト・アルバム『Irradiation』、続く2002年に発表されたセカンド・アルバム『Inner Film』でbayakaならではのボーダーレスな境地に達することに成功、高い評価を獲得している。そしてこの2003年、bayakaはその名義をRASAとし、全く新たなベクトルへと向かって音楽制作をした結晶『The Unknighted Nations』を発表する。よりエレクトロニックなサウンドへのアプローチ、ジャズと呼ぶべきであろう緊張感漂うディープなジャム・セッションへの視点、そしてもちろん古今東西のサウンド・エキスで満たしたRASAでしかありえない唯一無二のアルバムに仕上がっている。そしてRASAとして始まった新たな音楽探究はこれからも続くであろう。またそこで生み落とされる作品が確かなポテンシャルを持つことはこの『The Unknighted Nations』一枚で充分証明できるだろう。