77年生まれのLOCAL KONCEPTによるソロ・プロジェクト。全ての人間がそれぞれの言葉を喋るように、自分の音楽を作るべきだという考えを持ち音楽制作を始める。イキそうでいかない感じあるいは聞き手の単位的時間感覚を飛ばすように念頭においてクリエイトされる彼の制作スタイルは常に新しい機材なり、方法論なりを取り入れて製作プロセスを毎回変え、どんな曲を作るのかハッキリと決められない曖昧な手探りの状態の中で進められる。〈人間の音楽に対する嗜好は環境によって変わるはず。狭い家に住み、満員電車に乗り、汚れた空気を吸って、日々生活をしなければならないような街で暮らしている人にとって、癒し系などと呼ばれるような音楽は現実逃避以外の何ものでもないと思う。自分の行動範囲にある物から無意識的に受け取っている影響にしっかりと目を向ければ、どんな要素が真の意味で精神的な拠り所となっているか気付くはずだろう〉という考え方のもと、エンターテインメントのためだけにある物ではない、民族音楽の様に生活のサイクルの一部分と成り得るようなリアリティーを持った音を求める彼のアティテュードは、緻密に打ち込まれたデーターとして音像を作り出していく。また彼はスラッセンなる名義でも活動中であり、Visonsレーベルを主宰し、目下ブロークンビーツの旗手と評されるアレックス・アティアスからのリリース・オファーを受けていることも付け加えておこう。